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明日の春コミ

今更ですが、一月に『死ねばいいのに』舞台行きました。面白かった。面白かったけど千穐楽なのに座席埋まってなかった……
せんせいが参加された座談会?アフタートークのときは満席だったんだろうけど。

春コミ新刊です。年々文章が低下の一途を辿って行く。時間があればもっとねっとり書きたかった!!!!
描写に懲りたかったし、もっとその辺書きたかった。箇条書きみたいに為ってます(反省)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21762148
↑サンプル
無配に女体化関くんの『神さまの書き忘れ』があります。
エピソードを1つ追加してます。

宜しくお願い致します

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御破算願いましては……(あけましておめでとうの意)

お久しぶりです。何時の間にか三月になっておりました。
ゲゲゲの謎を昨年末から五回観ました。鬼太郎×水木です。育てた子に犯される養父が嗜好です。アナオビから続く嗜好の系譜。
ヴァチカンのエクソシストも楽しかった。
ポトフを逃してしまって落ち込んでます。何故なら二月の間ずっと原稿していたから。
春コミ出ます。
鵼感想小説本@榎関+久住です。もっと幻想小説ぽく書きたかったけど無理だった……
文章酷いですが宜しかったらどうぞ。
鵼読んだら、祖父搦みで榎さんに蘭陵王させられるのでは?と思い、ネットで昭和29年辺りの宮内庁雅楽部の雅楽公演の冊子画像をみつけて材料が揃ってしまった。のでそんな感じの導入で。
榎関ヴァカンス!!
3Pにしたかったけどならなかったよ!!!!!哀しい……
にょたつみちゃんも書こうかなと画策しているけど、半分は此処に載せているをコピ本で出す予定。予定は未定。

スペースは【東4ホール こ14b】です。

↓ 鵼本表紙


『極彩』。読み方は【ごくだみ】。日葡辞書から。

此処を見ている人も居ないだろうし、多分一冊も出ないだろうから当日のんびりやってます。
宜しくお願いします

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鵼の由し無しごと

碑は板碑かなと思っていたけど、梵字でないのなら違うのか。
でもどちらにしろ供養碑であることには違いないみたい。

サイクロトロン……うーん……イオンをぶつけて中性子とか重粒子とか……そう言う感じではなかった?
原子炉ではないから減速材は必要無いのか。
黒鉛炉とか軽水炉とか。
イメージとしてはデーモンコアなのかなあと。
あの杜撰に臨界してしまったやつ。

知り合いに地質の先生がいるが本当山野を踏破している。
午後やってきて、今朝は○○山行って来たよとか気軽に言う。
石から放射線を出しているから放射線測定器は携帯するだろう。

一時摩多羅神を調べていた。山本ひろ子さんの『異神』どこやっただろう?

山人、山窩。
今回、正直此処に一番引っ掛かっている。
大学の頃散々民俗学の書籍を読んでいた。
柳田国男の山人考とか。
犯罪者と言うより、本当に山に棲む人々、山の民、山中を漂泊する先住民(縄文人?)の生き残りと言う印象がある。
扁平足。土踏まずが無い人々と読んだけど……これも……蔑視に当たってしまうのだろうか。
寛作さんはマタギと称しているけれど。
要は桐山さんと笹村一家の山人たち。
一度縁づくと山の人を迎えるのだな。

桐山寛作(澄代父、無戸籍)

笹村与次郎(伴輔父、一白新報創設)

小夜(与次郎妻、養父の雅号が一白、山の民)

笹村伴輔(市雄倫子父)

澄代(寛作長女、市雄倫子母)

珠代(寛作次女)

笹村市雄(仏師)

笹村倫子(榎木津ホテルメイド)

此の物語では殺人事件は一つ。何せ鵼なので事象だけで中身が無いので。
犯人の逮捕が事件の解決とするのならば、解決されていない事件である。
伴輔澄代夫妻の殺害。犯人はアカに扮した内務省特務機関の非合法に雇った諜報員の誰か。
これの始末は市雄氏が着けそうな気がする。化け物遣いの作法で。定本百鬼夜行が陰陽で閉じてなければ其処に書かれたかも知れないけど。

「山窩は魔法を使うとか子供を攫うとか子供の頃に効きましたね」と益田くんが言っていたけどこれを拡大解釈すると大塚英志・森美夏の『木嶋日記』になる。所謂「神戸のおばさん」。


つらつら由無し事を書いたけど、榎さんが総一郎さんが『V』をして莫迦じゃ無いかと言うピースサインはイギリスのウィンストン・チャーチルなイメージ。

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鵼@歓喜日光

ぬえの啼く夜は恐ろしい。と書くとそれは金田一になってしまう……



紀伊國屋と行きつけの本屋で購入。
ノベルズ二冊に単行本一冊。出来るならkindleも欲しい。
と書くのも束の間、
読了。読み終わりました。
二週目行きます!

御厨さんと寒川さんの物語は本当に哀しい。一度も邂逅の場面が無かった。ただ分厚い封筒があるだけ。
益田くんおつかれさま。


関口が沢山いて楽しかった。可愛かった。もうそれだけで大満足。って言うかまた別の男を作るな!関口よ!!
読者が俯瞰で見ているのに対して登場人物達が気付かないと言う……森博嗣で言う所の嗤わない数学者に似た感覚がある。

私憾満ケ淵の地蔵さん行ったことあるわ……。なんなら友だち数人とお地蔵さま数えてみんな数が違った思い出がある。

久住和壽夫はなんなんだ!?
えこれは完全に関くんに堕ちているよね???
だって只管睫毛が濃くて長いだの(p38)、睫毛が目立つ(p49)だの……
あと眉毛だけは濃い(p55)とあるのは如何言うことだろう???
不似合いに長い睫毛が殆ど瞳を覆っている。p514

関口と久住は蛇担当。

初々しいデートを見せられている気もするし、野郎二人で甘味屋に往けば良かったのだ。

吐く関くんが見たいとTwitterに書いたが、瀉いていたのは伊佐間屋だった。残念。

関口と中禅寺は同室。
榎木津は関くんに用事があると電話を掛けてくる。

下手投げでしかボールを投げられない猿男p309

「あれ(榎木津)は(が)僕の友人」を二言う関口。p54、p310、p505

「あん?」p322

正月に大河内康治に遣り込められる関口p323

これでも一応理系だからなp324

昭和二十五年九月には結婚していた模様p329

関口の大事なものは財布の中にp329

君の胡乱な人生に巻き込まないでくれ(魍魎)に引き続き、君の未整理な人生に巻き込まないでくれと来たp335

榎さんはテニスに夢中。任せろ一家言あるぞ自分は
って言うかそれに付き合わされる関くんと久住氏。可哀想で可愛い関くんp503

緑川さん、「あの」後ってなに?p510p522

榎さんを榎木津――さんと呼ぶ不自然さp518

で。

ですよ。到頭ご登場なさった榎木津総一郎氏!!!いや如何言ったら良いのか……
自分、雄雛顔に設定したけど案外遠からずな気がする!
し性格が巫山戯てて良かった!
p559
木場修が「総一郎さん」と呼んでいるということは関くんもそうなはず。

昼になったら榎木津を起こしてp672

真向かいに座っていた関口をぐいと横に除けてp679

健忘だとかいうけど関くん結構昔のことちゃんと憶えているよね?p683

関口を乗馬に誘うも無料ではなく「高価くて乗れなァい」と小莫迦にしてゆく榎木津p722
でもきっと自分の前に載せてくれる気がする。

「関口。足引っ掛けるなよ」p753
木場の優しさ。関くんは子供かw

郷嶋さんの関口理解が深いなんでだ
連中は――特にあのヘボ小説家は深読みしたり勘違いしたりする。p595
関口も益田も面倒な連中が控えているp589←ずっと学生時代からずっとそうだったんだろう

堂島大佐名前だけ出てきた。

関口くんの文字はひょろひょろとした独特な文字らしい。p826 本当ありがとうございます。

で。
ですよ。
最後の最後に叫んでしまったんだけどいや本当にどうかと……
これは書き方の問題ではないですか!!!!????

え誤読されても仕方ないよね???

関口と榎木津のヴァカンス

って!!!!!!!!!
叫んだよ。叫んだ。そう言う認識でいいの???って。いや個々のバカンスって意味だけどさ……

関くんは久住さんの舞台に招待されるに違いない。

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鵼の支度@丹

さてさて私も例に漏れず姑獲鳥から読み返していますが、いつだったか藤牧×関口を書いてからすっかり藤牧さん贔屓になりまして。

矢張りあの物語は藤牧さんの物語なんですよ。眼鏡を掛けたじれったいほど内気な秀才。関くんと気が合わない訳がないのです。
あの物語全体が母の願いであり、幸せに為って欲しいと言う祝福であり、抗えない呪いであるのです。関くんが折檻される夢ばかりがちらついてしまうけど。
主体と客観は切り離せないと京極堂は言うけれど、関口は客観かと思いきやばりばり主体であるところが姑獲鳥の罠でもあるし、より悲しい処のですよ。

嗚呼……鵼は本当に出版刊行されるのか……?

前科があるだけに疑わしい……

でも鵼のあらずじ?作家からはじまるのがほんと良い。
単行本もノベルズも買うぜ。

ネイルも買ったよ!絡新婦は後で来る。

これはムガルパロのなんかだった筈

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鵼の支度

正しくは鵼を迎える支度。
此処に最後に書いたのが2018年。
……
お久しぶりです!寒林です。
いらっしゃっている方がいるとは思いませんが取り敢えず書かねば為らん。

到頭!出ますね。
17年振り。
待ってよ。
Twitterで散々騒いだので息切れ中だけれど。

鵼の碑。

でますね!一応ネット注文はしときました。当日休みも取りますし、日光行かなくちゃ。
榎関があったり青関があったりすると良いけどそんなことは読んだあとで考えるので
虚心坦懐。
粛々として読もうと思います。
楽しみ過ぎる。断片的には見せられてきたけどやっと本編が。
って言うか2012年のカウントダウン無かったことにされてなんで何も説明無かったのかな。
やっぱり出版社関係なのか。何処が出すのか決着を付けたのか。
30周年だから。
PVも見てる。
やっぱり姑獲鳥が一番好きだな。

サイトの更新方法をまた失念してしまったので、また一からだ。
暫く此処に更新するかも。

あの頃京極やっていた人たちが戻ってきてくれないかな……

嗚呼……

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夜歩く

拍手御礼掌編『一掴みの藁のウィリアム』(総一郎+ショタえのせき)をほんの少しだけ手直し。テディベアルの続編と言うか延長線上にある代物。あれ一応ハロウィンものなんだけど思えば『Ignis Fatuus』(青関)もなので二篇書いていたとは。あと一個書きたい。

以下、たぶん甘えたな有り得ない榎木津……

■ 夜の散歩に出た。白昼は幻惑を起こしつづけているような眩さと暑さだったが今の時分のは薄手の外套が必要な程だった。空は霽れていたが見上げても星の名前が解る関口ではない。ただ街中のビルヂングや家々の灯りは命火の様に思えた。
 隣を歩く榎木津は珍しく黙った儘で、電車がある内に帰らねば為らない関口も結局満足な会話の話題が無く黙った儘だ。元来口下手でもある。
酔漢が擦れ違い様関口の肩にぶつかりそうになって榎木津の手が伸び自らの方へ引き寄せ事なきを得た。思わず顔を見上げれば苦笑した榎木津が全く君は猿だなと鼻を摘まんだ。
 双人の夜の散歩は探偵社の最寄り駅が執着というのがお決まりだ。僅かに向かい合って別れを告げ身を翻そうとしたその須臾に榎木津の指が関口の左手中指の第一関節を捉えた。思わず振り返ると僅かに俯く榎木津の長い睫毛が外套に照らし出されていた。捉えた爪を榎木津の拇指の腹が撫でる。脳の新が揺さぶられ関口の心身はやおら震えた。榎木津が眼線を上げる。彼の明眸が欲に塗れて見えた。だけれどそれはきっと幻想で、欲に塗れているのは寧ろ己れなのだ。今夜は帰らないと電話を掛けるよ、関口は小さく呟いた。

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log!logl!og!

ツイッタで書き散らしたものです。中々此処更新が無いしツイッタは書き流す心算だったけど、ネタ帳公開だと言うことで。面倒なので日付はありません。文章なのか呟きなのか解らない形態ですか読みたい人はどうぞ。
CP雑多だけど基本榎関。
下に往くほど新しいです。
一番最後にある榎木津巽になる話を書きたいけど、あれは或る方のツイートに便乗したものなので許可を取らねば。

■人が涙を流すことは生理現象の一つでも有るというのに何故か榎木津と言う男が泣いている処を想定したことがなかった。なんと声を掛けるべきかも解らず、暫く傍にいたが一人にした方が良いのでは無いかと関口は居心地の悪さも起因して逃げ去ろうとすると腕を取られた。見上げられた眼の縁が朱い。
瞬きをすると珠のような礫が燦めいて零れ落ちた。「そばにいて」普段の命令形は何処に形を顰めたか、懇願のそれに関口は横へ腰を下ろした。手首を取られたままだ。脈が彼の手には伝わっていることだろう。どうしたのですかと漸うと口にすれば、明確な答えは無かったが口付けをしてくれれば泣き止むよと。
茶化すように榎木津は告げた。まさか関口がそれを実行するとは思わなかったに違いない。関口は腰を浮かせてその可憐な頬に顔を寄せた。
毒にも薬にもならない学生時代な榎関。でもこういうを書くのが好き

■木場と関口は復員してきた港湾の民家兼宿屋みたいな処の四畳半よりももっと狭い布団部屋?みたいな処で一度きりの情事が有る筈なんだ……! お互い汚くて臭くてでもそれが乾いていて、勃つわけないと思っていたのにちゃんと勃起して。密林の逃避行を思い出しながら。
たった一回で二人とも無かったふりをしているけど木場は関口をとても大切にしているし関口も榎と京に対するのとは違う全幅の信頼と安心があって頼りにしていると言う状況下で木場の後輩である青木が関口と言う存在に唆されている。

■水無月の夜にただ道を駆ける関口がみたい。汗が額を伝って眼が痛くて、頬を涕泣が流れて行く。何故榎木津先輩なぞを好きになってしまったのか困惑し走り出すことしかできない関口。灼ける咽喉の痛みと身体の辛さに立ち止まると鼻先も頤も頸筋も脇も背も汗に濡れて羊水から上がった許りの嬰児のようで。
総一郎さんが保護するか、榎さんが関くんの襯衣の襟首を掴んで捕まえるか……

■関口に榎木津の真意が見えず、仕事を抜け出した青木と仄暗い情事に耽ったばかりの身で原稿を取りに来た鳥口と家近くの道でバッタリと会って。
関くんは中禅寺に言えないことも(気付いているだろうけど)鳥口には吐露出来ると思うよ
関口にとって青木が誰かの代用でしかないことを解りつつ自分も敦子に焦がれているので相打ちだろうと思っている青木。でも青木は薄らと関口が自分を見ないことに血を流しているし、関口はそれに気付かない。青木くんは関口は榎木津しか見てないんだなあと思っている。
榎さんは他から見れば一目瞭然なんだけど、関くんには真意を隠しそう。だから関口は混乱するし困惑する。そして巻き込まれる周囲……
誰の手でもいいから欲しくなるんだ、と鳥口の小指に触りながら言う酷い関口。いっそ惨い。
でも青木と関口の何かに薄らと気付いている鳥口は小指を触らせる儘で。我慢は何処まで効くのか。
なんとも思わないんじゃ無い。我慢しているんだ。自分の方が青木なぞよりずっと付き合いは長く、想っているのに。
こういう時にうへえとは言えないんだろうな鳥口くん。
関口が鳥口のことをそう言う意味で眼中に無いから。
多分青木のこともそう言う意味で眼中にないんだよ。榎木津だけが欲しくて、他の誰かはその寂しさを埋めるためでしかないとか関口くんが最低になって行く……

■学生時代。関口が図書館の椅子で転た寝てしまって、左肩が重くて目を覚ますと頬を擽る鳶色の毛髪。健やかな規律正しい寝息と微かな体臭は馨しく榎木津だと言うことに気が付くと全身が発熱しだし、関口は自覚した許りで汗が噴き出してくる処に中禅寺が通りがかり、
声を出さずに身振り手振りで助けを求める。中禅寺が二人を見遣ると榎木津の口が笑いを堪えている。馬鹿二人に構っていられないと自分でなんとかしろと告げて行ってしまう中禅寺に、焦る関口は焦りすぎてやがて眠くなり榎木津に凭れ掛かるように二人揃って睡ってしまい
閉館の報せで漸うと関口の肩から身を起こす榎木津。

■休日の早朝だった。雨の音が間断無く聞こえる中で肩を揺さぶられ、瞼を持ち上げれば既に着替えを済ませた榎木津がいて早く服を着ろと急かされる。いつも寝穢いのはどっちだと思うが言われるが儘に着替える。それらは以前忘れていった衣服が丁度一揃いになったようだった。
下に車を駐めてあるから早く来いと。昨夜着ていた服はどうしたのだろう。時計を見れば五時も半時を過ぎたばかりで外界は何処か仄青い。雨粒越しのぼやけた視界。目が悪い筈だのに榎木津の運転は滑らかで規則も危うくない。助手席で膝を抱え込みながら、
車をどうしたのか訊けば愚兄が貸し付けていったのだと応えた。彼方此方跳ね放題の頭髪を混ぜっ返され好い加減起きなさい関くんと常に無く優しく声を掛けられた。

■後輩たちと温泉に出かけた。然程長い期間ではない。鄙びた宿の庭には立葵が林立している。赤色や白い縁に中央が濃紫をした花弁。呵責とまで言える陽の下天辺まで咲き誇って既に梅雨が明けたことを報せていた。夢うつつに立葵の中に立つ人物に気が付いた。
白い麻の湯帷子に菫菜の帯が胸の下で締められ陽を避けているのか白い手拭いを頭からに被せていた。すわ陽の下の幽霊かと思う。薄らと意識も視野もあるのに一指も動かない。幽霊は榎木津に翳りを落とす。強い日差しを背にした幽霊の顔は解らない。それは腰を屈めて榎さんと呼んだ。声が出ない。
睡り続けていると思ったのだろうか。彼は幾度か逡巡したようだったがやがて更に腰を屈めてほんの僅かと脣に触れた(榎関)

■とざいとーざい片や中禅寺秋彦こなた榎木津礼二郎この一番にて本日打ち止め……と関口が壁に両脚を伸ばしてあげ寝転がって本を読んでいると額をぺちりと叩かれた。僕は関取になった覚えは無いぞ。あー榎さんと気怠げに関口が闖入者を呼んだ

■中禅寺にも白い目で見られていると思っているし出来れば其の儘内密にしたいけど、榎さん気付いているし起きてるし既成事実として関口の内省を日の下に暴き出す(酷) 僕が好きなんだろう観念しなさいと。(じゃあ榎さんはどうなのですか?)と訊けない関くん。

■あれ(礼二郎)があんなに執着するのは珍しい。君に感謝しなくてはね。貴方は関口をどうするつもりですか。時にあれは荒ぶる。否、そう言う時があって欲しい。人の身にあれだけの才は弟ながら稀なるものだ。だから関口くんには毘那夜迦に対する菩薩であれと。そして二人で歓喜を得れば万々歳だ。
飽くまで関口を使おうとする総一郎さん。弟も関口も駒としてしか見ていない。
菩薩とかくと崇高な感じがしてしまうから扇那夜迦持善天で。
大自在天の帰依の誦法を説きますか。その御修法は危険ですよと中禅寺が言えば総一郎はその男雛顔を莞爾と咲かせ勿論だと応じた。しかし最初男であってのち夫婦になるなどぴったりじゃあないかそう思わないか中禅寺くん。
大聖歓喜双身大自在天毘那夜迦王帰依念誦供養法というの。総一郎さんお公家さんだしきっとそういう方向にも強いよ。

■按摩なんだろうなって人は思っているけど、それだけで済む訳ないだろう?と嗤う榎木津が見える……。否、榎木津は笑うんだ後ろ暗いことであっても莞爾と。
ただ按摩をさせていただけだと思っていたのか、と蜜も滴るような笑みを榎木津は中禅寺に向けた。
人の色事に興味がないといつも言っているのに何故僕に聞かせるんです?と中禅寺が問えば榎木津は鼻を鳴らした。そんな姿さえこの男は美麗だ。関はいつも僕から逃げることを伺っているような気がする。いつか逃げて僕との間にあったことを忘れてしまうだろう。健忘さんだからな。
だから関の代わりに君が覚えていればいいんだ。そう言って榎木津は面白くないと珍しく漏らした。中禅寺は了解しましたと言う代わりにため息をひとつ 落とした。中禅寺さんは榎関莫迦二人に迷惑を掛けられているんだよ!学生時代からずっと。

■浄土とは榎木津は言わないね。往生したようだったよ。と言って往生?と関口が問い返せばそう往生しないといけないとこと答えた。つまりは阿弥陀仏の主宰する場所のことだと。関口は珍しく榎木津が白地なことを言うのに赤面症を発動した。

■按摩のお礼とばかりに関くんの乳首を舐めて吸って噛んで開発に勤む榎木津が見たい(見たいか?)
或る日ぴゅっと乳腺分泌があって泣いてしまう関くんと達成感を味わう榎木津。程よく乳首が大きくなったまま戻らずにシャツ一枚だと心許ない関口だのに学徒動員で木場に目の当たりにされると目の毒だからと部下へは隠される。
替えのシャツとか胸に向かって投げてくれる木場軍曹。それから風呂の時とかは部下から切り離されて、それ、どの馬鹿だよ?と訊かれ榎…さんと応えると、あの馬鹿かよ。静かに怒髪天を突く言うな木場はポツリと帰ったらお前さんは殴りに行くべきだ。と職業軍人らしからぬことを言った。
木場は関口二等兵に早く試験受けて将校になった方がいいぞあんたいじめられそうだからなこんな処じゃあ特に。とあの馬鹿と同じ学校だったんだろ?と訊かれると高等学校だけですよと答えじゃあやっぱり勉強は出来るんじゃあねえかと薦めていそうだ。でも結局同じ部隊になり密林の逃避行へ

■青木くんのネクタイは無地で汗が染み込んでて頸部の後ろに回る箇所がよれて草臥れてるんだろう。あと仕事場が基本煙で真っ白だから煙草臭そう。関くんはそれを嗅いで一人でシてみれば良いのだ。
同衾すれど余り青木くんに対し思慕等の自覚がない関口。だから青木くんの匂いで下肢に手を伸ばしたことが意外で周章していそう。

■共寝は時々蹴られることもあるのに直に感じる体温は温かいと言うより熱くて瞼をこじ開けると形の良い鼻梁と睫毛があって榎木津に囲い込まれていた。榎さんと呼んでも唸るばかりで起きる様子はない。皮膚の間に浮かぶ汗が気持ち悪いような気もする。身を捩ったり囲い込む腕を外そうとするが効果は無く。
やがて熱いのに陽は既に昇っているのに眠くなる関口。その肩に頭を押しつけて落ちてくる瞼を留めなかった。そして目出度く二人揃って熱中症に

■青木くんと関口は誰が見ても頸を傾げる組み合わせなので二人が何処かの神社で茅の輪を潜っているのを、手を繋いでいるようにさえ見える青木と関口の距離感、見掛けて不審に思う益田くん。そしてそれを榎木津に視られる。
青木くんの入れ知恵で京極堂に和菓子の水無月を買って行ったりして不審がられる。

■閃光が一瞬四辺を照射して再びの暗闇に戻る。幾たびも繰り返されるそれに眼を閉じていたのだが不意に雫が濡らした気がして瞼を推して上げれば白い閃光の中に雨で水浸しとなった関口の姿があった。蚊の羽音のように名を呼ばれ榎木津は浴室に震えた闖入者を押し込んだ。襯衣を剥ぎ取ろうとすると拒まれた。
浴室の蓮口の蛇口を捻ると温い水が降り注ぎ榎木津は入るように促した。和寅も益田もいないので仕様がなく薬缶で湯を沸かしたがいつまで経っても関口は現れず再び浴室を見れば濛々とした中で驟雨に打たれ立ち尽くした儘の関口がいた。何が彼に必要なのか。あいにくと榎木津は解ってしまう。
濛々とした驟雨へ身を投げ打つと関口が目線を上げた。そして其の儘口付けを与えた。流水に曝された関口の踵が僅かに浮いた。

■濡れ鼠の関口を迎え入れると、総一郎は尊父から預かったままの安和に世話を頼み湯を浴びさせた。濡れた頭髪も其儘に湯帷子姿の関口を部屋に招き入れ長椅子に座らせると湯気を上げる聖ヤコブの貝の姿を模したベリーク窯製の碗を差し出した。関口が口を着けるのを観てほんの少し総一郎の口端が綻んだ。
昨日榎さんでも殆ど同じ内容のツイをしたけど、総一郎さんはお貴族さまなので世話を安和に任せお茶だけ淹れてくれる。茶請け用意は使用人がするけど。榎さんは欲望のまま手が出てしまう?

■柔らかな桃をじゅぶじゅぶ言わせながら啜るように貪る榎木津が見たい。手が桃の汁で塗れてしまって、関口が榎さんの手は綺麗だなと思いながら不図手を取って舐めてしまうのも。あっ…まい……と吐息をするように呟いて、漸うと何をしたのか気付く。
破廉恥な猿だ、と指を咥える関口の頭上に声が降った。関口はゆっくりと指から口腔を引き上げる。唾液が伝って切れた。顔が上げられない。榎木津の眸子に侮蔑の色が僅かにでもあったら、もう生きては行けないだろうと思った。

■鳥口くんと楚木逸己での逃避行がみたい、かな。偶に楚木逸己を知っている人がいて「取材旅行なんです、」と二人同じ笑顔で躱すんだ。僕にはもう楚木逸己しかないよ、って鳥口くんに囁いてくれる関口。何くれと助けてくれる友人にも額勢時代から憧憬を抱き続けた人にも妻にも背いて、来てしまったから

■にょたつみちゃんな榎関を未だ諦めてない。女学校に通うにょたつみちゃんがクリスマス会でマリアさまをやることになって産むのは神の子なんだから僕が神に決まっているだろう?と榎木津が口を挟む。
中禅寺はヨセフだなと役を勝手に当てがって、何で中禅寺がヨセフなんだろう?と思っていると寝取られ男だろ?と傍若無人な榎木津。学校行事だって言ってるでしょう?と内心思っていても大きな声で言えないにょたつみちゃんが中禅寺に目ですがる。

■白い小さな花弁枝垂れる雪柳が行く手を阻むように群生していた。未だ膚寒く鼻先がツンとして関口は洟を啜った。本当にこんな処にあの男はいるのだろうか。腿から膝で掻き分けるように群生の中を行けば、莟を膨らませた辛夷の木がありその向こうに朽ちた堂宇があった。
の軒先、所々板が外れた濡れ縁の浅く腰掛けた榎木津がいて気怠そうに関口を見て手を上げた。挨拶の心算だろう。こんな処に喚び出して、と言うと君はこういう廃寺が好きだろうと思ってねと呟いた。秀麗な鼻梁の先端、鼻先が仄かに朱い。どのくらい待ったのだろうか。
はい、と近所の喫茶店で分けて貰った珈琲の入った水筒を掲げてみれば忘れなかったようだね重畳重畳と破顔した。そういうあんたはどうなんだと言うと評判のパン屋からサンドウィッチを買ってきたよと飴色に染まった籐製のバスケットを掲げて見せた。
偶にはこんな何処かで落ち合うデートも良いだろうと俯くように一輪ひっそりと咲く小さな薄紅色の侘助を眺めやりながら榎木津は言った。


■関くんがエノさんに健忘さんと呼ばれるのは決定的な何かを忘れ去ってしまっているからなんだろうと腑に落ちてしまって泣きそうになっていた。それこそ心因性の健忘症で、榎木津との間にあった何かなんだけど関口は思い出せなくて懸命に思い出そうとしていて榎木津は時折悲しい顔を垣間見させている。
関くんがポロポロと思い出を忘れていってしまっているのを榎木津は耐えているのかな……
だのに関くんは榎木津に見蕩れるんだよ。恍惚とするの。忘れてしまっているのに。……駄目だ泣きそうだ……
僕はどうしたらいい?と精悍な真剣な表情でだけれど中禅寺を決して見ること無く榎木津は訊いた。あんたにできるのは待つことですよと中禅寺がいつに無く固い声音で告げた。ただ待つだけだと。関口を壊すことだけは許さない、それは二人に共通した絶対的な理念だった。何十年と待つかもしれないのだ。
関くんが自分が何かを忘れていることに気づいて涙を零しながら思い出そうとしているのを考えると胸が詰まる。

■いつ迄経っても名前を覚えて呉れない親爺の食堂で独り侘しい餉に預かっていると如何やら同門の学生が別の卓子に居るようで関口は知らず耳を欹てた。能く知った名前が会話に現れて居たからだった。曰く図書室で見る榎木津は書籍を繰って居る姿はまるで外つ国の神学校の徒である様だと云うことだった。
飽きた。否その本は実家の蔵から出てきたという艶本で実情を知らないとは恐ろしいなと云う関口の感慨をーーーーー飽きた。流石に榎さんでも十代頃は艶本とか読んだだろ。

■実家で遠目に兄を見て厭な予感がした。暫くして関口が恐慌状態に陥っていることを知った。兄を見つけ出すと彼は襯衣の袖をガーターで捲り上げ胴衣の釦を外し書類を手にし仕事中だった。あんた関に何をしたと問い掛けるとあの子と兄は唇に笑みを刷いた。厭な予感がした。
君はあの子をどうしているんだ?一舐めでイってしまったよと赤い舌を見せて笑った。僕が彼の吐き出したものを飲み込むと泣き出してしまって少し困った。でもいつか僕のを舐めて欲しい旨を告げると震えながら頷いてくれたんだあの子と言い、顔を青褪めさせやがて忿怒に紅く染まった弟の顔を眺めやって満足そうに目を細めた。

■榎さんが自分の容姿の繊細さに無頓着で交媾に於ける自分を牡牛だよと言って呆気にとられている関口が嗚呼ゼウスも牡牛に化けたよねとなんとなく榎木津の発言に折り合いをつけるのとか可愛くない?

■榎さんが関くんを軍鶏鍋屋に連れて行ってくれるのが見たい。関くんの給仕はヘッタクソだから其処の女の人給仕して欲しいと色気もへったくれもない。軍鶏鍋屋を出ると街をぶらぶらぞめき歩いて適当な連れ込み宿でも探しているのかいないのか。
関くん確かに軍鶏も美味いがもう少し精のつくもの喰べたくないか?と言われ関口が上目遣いに窺う様に見上げて充分だと思いますよと口にすると榎木津は片眉を器用に押し上げて関口を眺めやるとふーんと褒め言葉だと思っておこうと嘯いた。

■いつの間にか総一郎さんが関くんを自分の養い子として籍を入れ驚愕に言葉もない蒼白の関口に僕のことは父でも義兄(あに)でも良いよと述給う。そして苦虫を噛んだような弟の隣に立たせ、めおとのようだねと莞爾と笑い、幾久しく添い遂げられますようと言祝いだ。弟と関口を積極的に推奨する榎木津総一郎。
取り敢えず学生を卒業するまでは榎木津巽は名乗らない方向で。と榎木津は高等学校だと思っていたら、関口は大学までのつもりだった。
徴兵の時周囲にバレるよなー。榎木津巽として木場修と出会う関くん。辞めとけと説得されそう。本土に還ったら離婚しろよと

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スパーク@ぬえ待ち!終了

スパーク@ぬえ待ちに参加して来ました。
新刊のhwylですが(ヒュイルと読む)、色色酷い。
榎関の学生時代~戦後なんだけど、もうなんと言うか……もう少し上手く書けないのかと反省しきりです。昔の少女漫画みたいな内容だなと葛藤に葛藤を重ねながらも取り敢えず他に思い浮かばないし其儘突き進んだわけです。書き切っただけ凄いよ……
兎に角榎さんが関口にベタ甘かな……。
砂を吐けと強要している気分になる。もうちょっとかっちりした文章書きたいなあ。
こんなものに金を費やすなんてと購入された方が落胆している様が目に浮かびます。是非焚書でお願いしたい。

ペーパーを作ってそれに榎関で持衰パロ短文を載せたのですが、サイトにも掲載しておきます。
榎関の項目の『如喪人』です。短いです。
何というか榎木津への夢を視ている気がします……。
たぶんね色色関口を虐めて楽しむけど関口だったらというかあの人好き(榎木津にこの言葉を使うことを躊躇ってしまう)だったら汚くて臭くてもキスできる気がする。
私は榎木津は関口に小突くとか軽く蹴るとかはするけど暴行を加えるような人ではないと思っているし、関口虐めの醍醐味はその反応をみることであり肉体に訴えるものでは無いとおもっているので(@池田光流)

次は多分1月だと思います。

拍手返信
10月08日 1448の方へ
お久しぶりです。数年ぶりにも思い出して頂きましてありがとうございます。私もサイトを残している励みになります。青関お好きなのですね!!!嬉しい。同志ですね。近年殆どオフでしか京極を書いておりませんが、未だ未だと言うか京極再燃をしているので未だやります。思い出したようにサイトも更新すると思うのでこれからも宜しくよろしくお願い致します。また関受けが読みたくなったらどうぞお越しくださいませ。拍手とメッセージありがとうございました!
10月08日 1448の方へ
たぶん同じ方だと思いますが、榎関にょたを気に入って?下すってありがとうございます。続き書きたいのに書けてません。先日久しぶりに読み返す機会があったのですが、思っていたものと設定が違っていて少々驚いています。なので少し変わるかもしれません。拍手とメッセージありがとうございました!

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hwyl

ウェールズ語だそうです。
SPARK13&ぬえ待ち!のサンプル上げました。(一応)
総一郎さん(捏造)もいるし仏国に留学している薬学を勉強する友人も出てきます。あと関口へのモブからの暴力行為があるのでご注意ください。えのせきえのせき(呪文)

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10191962

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COMIC CITY SPARK13@ぬえ待ち

あれ? 三ヶ月も更新してなかったの? 此処。
ええとええと余りにも筆が進まず困っていましたが、
来たる10月7日のCOMIC CITY SPARK13@ぬえ待ちに参加します。
奇想館は無理だった……
相変わらず榎関でまた学生時代です。
昨夜了の字を入れました……。
なんの変哲もない学生時代で非常に糖度が高くて吃驚してます。しかし思い返せば自分の榎関みんな糖度高いしハピエン度も高め。いつも通りと言うことです。(何度も書いた文章を繰り返しひねっている感じでこれを紙媒体にする必要はあるのだろうかと悶々ともしている)
あ。ほんの少しだけ総一郎さん(捏造)もいます。

□hywl(タイトル)
□ 30ページ
□榎木津×関口(学生時代)
□ オンデマンド
□ 500円
東5ホール ひ28aです。
京極夏彦百鬼夜行シリーズプチオンリーのぬえ待ちに参加しています。よろしくお願いしますー

もう少ししたらpixivの方にサンプル上げます。

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may in the backyard

うーんツイッタに色色榎関小ネタを書き散らしているんだけどサイトにもまとめるべきだろうか?殆ど気負うことなく適当に半分手癖で書いているので、同じ事を繰り返し書いているような気がしてならない。

『call me by your name』
を少し前に見ました。色色立て込んでいて公開後すぐとはならなかったのが残念です。昨日原作も読んだのですが、思った以上にエリオが関口で驚いている最中です。
鑑賞前からツイッタでフォローしている方の発言等を読んでいて了解はしていたのですが、榎関と総一郎さんに変換できるなと理解してからは色色魔改造に必死です。エリオの立場に榎木津を持ってきて、総一郎さんが関口を夏の別荘に招いた事にすれば良いのでは。
と、言うと以前書いた『bious』になってしまう気がしてならないのです。正直いまから書こうと思っているcmbynパロと類似点が多すぎて。兄の経営する湖に面したホテル、飛行機の中で出会う榎木津、研究者の関口。モデルはコモ湖(イタリア北部)だったりするし。

水の中に突き落とされる関口とそれを大笑いしながら徐にTシャツ脱いで水に飛び込む榎木津とか、湖から発掘された踊るサテュロス像のスケッチの顔が関口になっていたりとか、草原の中で追いかけっこしていたら消えてしまった榎木津に途方に暮れていつかの別れを思って泣く関口とか。どうだろう?

奇想館と鵼待ち@スパークに申し込みをしたいんだけど何を書こうか迷っているので……未だ出来ていません。
いっそweb+オフの再録(『真珠の耳飾りの、(榎関・青関@復員間もなく)』『golden slumber(榎関@吸血鬼もの)』『one night magic(榎関・青関@現パロ)』『魚たちの方舟(榎関@学生時代の夏季旅行)』)をつくれば姑獲鳥くらいの厚さにならないだろうかと期待している。
『one night magic』は抜けている処があったので在庫があるけど加筆して二版を出したいし、この間の春コミに出した『魚たちの方舟』も再販したい。これも書き直し必須で。
あと新刊をね。榎関で何か。青関でも好いんだけど……

いつか何故榎関なのか。関口と中禅寺について。なぜ京関にならないのかとかも論じてみたい。榎木津と中禅寺さんについてとか。私が京関(中関か)を無理矢理(六つのグノシエンヌ http://www5f.biglobe.ne.jp/~hinemosu/kyo-niji/gnossienne01.html)書いても、結局書いているのは榎木津と総一郎だったりするし……。

久々にコメント返信です。嬉しい!

2018-05-29にコメントをくださった方へ

yukiさま。はじめまして寒林と申します。
pixivで「あの日、海の底で」をご覧くださり、またサイトへいらっしゃって頂きありがとうございます。主に榎関と青関を中心に関口受けを嗜好しているサイトで気が付けば長らくの活動になっております。ここ数年サイトの更新方法を失念したこともあり留守にしていたのですが、春コミに榎関本を出すに際し読み直しなど確認作業をしておりましたら矢張り面白くて出戻ってきているところでした。そんな時期にご訪問頂けて、恐らくはyukiさまが想像だにしないほど嬉しく思っております。本当にありがとうございます。なんて奇特な方なんだ……(感涙)
思えば「あの日、海の底で」も随分と以前に書いた物になってしまいました。鳥口と関口を書きたかったのですが、鳥関にはしたくない代物でああいった形状になりました。
此処は私の基地なので多分半永久的に存在すると思います。気が向きましたらまたいらっしゃってくださいませ。

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鬼5

ぷらいべった http://privatter.net/u/scavitary に幾つか榎関と総一郎さんと関口を置いてあります。なかなか頭が悪いです。

鬼5は敦っちゃんの小娘っぷりが歳相応でなんだか感慨深かった。兄の友人とかに囲まれていると背伸びしようとするんだろうなと。私は敦関を書いたこともある敦関推しなんだけど、(少年願望症候群 http://www5f.biglobe.ne.jp/~hinemosu/kyo-niji/webclap.html)関くんの前で張り切ったり守ろうとしたりしていると思っている。

うーん書くべきか正直迷っているけど自分のブログだし吐き出そう。
自分が好きなCPを推して強調するために他CPを下げるのは気分の良いものではないですね。科白も間違ってるよ!そういうことに主張したいのなら正確に記述すべきだ(何か読んだらしい)
能くある話だけれどまさか本当に存在するとは思わなかったよ……

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今昔百鬼拾遺 鬼2~4

読んでます。
取り敢えず『鵼の礎』は殺生石なのかな?。
あと鳥口くんは常に関口陣営の人ですね!きっと関口の才能と人格を誰よりも心棒しているんじゃないか。否、楚木逸己を。

ツイッタ復活してます。
彼処は此処の派出所のような創作垢なので、文章書けない時は殆ど留守にしてたけど、また稼働始めました。
色色ネタを書き散らしているし、ぷらいべったに榎関とか総一郎さん×関口等を幾つか掌話を上げてます。そういえば掛け算な総一郎さんはじめてかいたような。……いや『S』って名乗らせた話は掛け算だったか。総一郎さん酷い人です。酷い人にした心算です。
オフでは奇想館と鵼まちに出たいと夢想中。
webと既刊の再録を出せればいいな。しかし此処はずっと置いておくつもりだし、見られるものを本にするのってどうなのだろう?
もしご覧になっているかたが未だいらっしゃったらご意見聞かせてくださいませ。買う買わないは別にして。

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今昔百鬼拾遺 鬼1

読んでます。京極新作。
以下気になるところを。人が来ないサイトなので好き勝手書こう。ネタバレ注意。

敦っちゃんてああいう感じだったかな、と些か腑に落ちない。久々だからかな。(私が読んだのが久々だからなのかせんせいが書いたのが久々だからなのか)
感想はブラコンだねえ。それに尽きますね。
真珠の耳飾りの~で秋彦と敦子の妹の力云々書いたけど、強ち外れていないって感じでした。新作。
旅先で事件に遭遇はまあ定石かな。っていうかあっちゃんの眼中に小説家がいないこれは……。本当に秋彦と敦子は兄妹だな!

次回に期待。でも絡新婦は鳥渡ね。関口が余り居ないから。

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サルオロカ

先刻ツイッタに書いたものを此処にも記録しておこう。今年の新年度はツイッタ続けられそうで良かった。
あといつになったら京極の新作読めるのかな。結局あまぞんさん頼みです。
以下中禅寺結婚後の榎関。普通。本当に普通な話。なんだこれ

眩い皓月が窓罹の間隙を縫って静謐に部屋の中へ忍び込む。亜麻布の濤波の中で睡る背の肩甲骨が白く照らされていた。欲望の儘指を這わせようとして寸での処で我に還る。今はその為りを顰めているがほんの数刻前まで淫蕩な獣だった。睡りを妨げてはいけない。幾度となく過ごす寝台の上に再びそっと躰を横たえた。敷布から彼の匂いがする。だのに瞼を降ろすと友人の苦々しい兇悪な顔貌が像を結ぶ。臓腑が絞られるような疼痛を上げた。否や「サルオロカ」と瓏とした声が耳朶を触り抱き寄せらた。此れは、彼の偽りのない優しさだ。慈悲なのだ。関口はやおら震えてその白皙の頬へ脣を寄せた。

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一掴みの藁のウィリアム

鉄鼠のハードカヴァを躊躇してたら周囲に見当たらないんだが……。どうしようか。

拍手を交換してきました。読んでやるぜと言う奇特な方はご覧ください。実に2013年の1月からの変更です。恐ろしい。昨夜更新したのですが、当初タイトルをヴァルプルギスの夜にしたのですが結局変更して『一掴みの藁のウィリアム』です。
捏造過多の仔榎関+総一郎でハロウィンです。
テディベアルの十ヶ月後、とかかなぁと朦り思ってます。テディベアル書いた時にあしながおじさんに嵌まっていたので、今回はそれが如実かもしれない。
総一郎さんは弟と関口の情事がみたい変態さんな気がしている。

そして個人的にはnerozeのyoshiさまに捧げます。サイトを休止されて久しいのですがyoshiさまが書かれるハロウィンが大好きだったので。

ハロウィンの話は以前に一本書いていることを思い出したのでした。青関で。
以前だって酷い文章だったけど、それでも読めるものが書かれていたかも、と思えるほど現在の文章が酷いです。語彙も慣用句も思い出せないし、出てこない。暫く書いていないとこうなるのかと愕然としています。
読み返してみたらグノシエンヌは気持ち悪い文章だったけど未だ読める。pixivに載せようかな。私の珍しい京関。

次書くとしたら何だろう。益関とか?全然出来上がっていない益関。邪魅の距離感が心地好かったので。(と言いつつ榎関を書く莫迦)
未だ先になるけど、奇想館とプチオンリに出るつもりです。

拍手[2回]

new rules

カミラカベロだとか言っておきながらデュアリパのnew rules。三つのルールを設定するところが可愛いなと思って。
以下、榎関で関口が未だ結婚する前で、神崎さんの存在が露呈した場合の掌話です。最近こんなのばかり書いているな……



拍手[4回]

無題

本日は春コミ有り難う御座いました。
なんだろう。私も榎関入籍させたい。そんな願望がじわりと沸いている。
今日の新刊ではもう本当色色手直ししたいし、漢字変換足りないし、それじゃなくてとかいっぱいいっぱいあるけど何より榎関の情事がエキセントリックでファンタジィと言うかアクロバティックだったって言うのが笑い事だよなと言うのが自分の感想です。(冷静になってはいけない)
余り印刷しませんでしたが、奇想館か鵼まちでは印刷所に出したいかも。今日購入された方には交換しますよっていう但し書きとともに。
不図思ったんだが、青関と言うニッチなものを印刷所に出して、榎関をコピー本て怪訝しいよね。どう考えても。在庫があるだけイベントに出られるからいいけど。
もう少し考えた方がいいな色色。

生涯に何度目かの百鬼夜行シリーズに夢中です。新しいシリーズとやらが気になる。鵼の対岸で起こっているんでしょう?
……関口は……いないかな……
此処近年顕著なんだけれど関口が好きなだけだなんだ。どうしたらいいの。本当。
邪魅を読んでいて楽しいのは関口くんが自分のことをいっぱい語ってくれているから。益田くんと良いコンビなのでますます一緒に居て欲しい。「健忘症は君だ」と言ってみたり、「鞄なら保護しているよ」とか年長者みたい!!!
嗚呼動悸が止まらない。
まあ榎関的には爆弾発言と言うか『僕にもか』が凄すぎた。関口くんは榎木津が大切だし、榎木津の大切な人の一人なんだなと読む度に認識を新たにする箇所ですね。
あと何度も語っているけど、解員後の関口くんの第一声は「会いたかった」ですよね夏彦せんせい(真剣)
短い指とかって、多分手が小さくて小学生みたいなんだと思う。関口くんの手は。

いつの間にか京極サーチさまが閉鎖されていて、これからのサイト運営を考えた方が良いのか迷ってます。今まで色色ふらふらしてきて散々放置してきたけど此処が本拠地なので移転とかしないし置いておきたいんだが、書いたからには読んで欲しいので、pixivに全部移管した方が良いんだろうか。うーん迷うなーサイトを改装したいのが一番なんだけれどね。

あと拍手を弄ろうと色色漁っていたら2013と2014に拍手メッセージを頂いていることに気が付きいまさら返信しても呆れられるだけだろうか。
申し訳ありませんでしたぽにゅさま。

拍手[1回]

今更だけれど

明日の春コミで新刊が出ます。

本日の早朝まで書いていて、まだまだいろいろ手直ししたかったけど打ち止めです。

久々の榎木津×関口です。チュッチュばかりしていたけれどとても楽しかったです煩悩に溢れてます。

サンプルはpixivに置いてあります。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?mode=text&id=9364082#1
魚の呟きの続きです。学生時代は魚で通しているのです。

□魚たちの方舟(タイトル)
□ 24ページ
□榎木津×関口学生時代
□ コピー本
□ 100円
東2ホールほ54a
です。よろしくお願いします。

近々拍手の掌話を換えたい……。仔関と仔榎と総一郎さんでハロウィンに(季節感とは)

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鋭意

こんな時にしか浮上為てこなくて申し訳ないのですが、未だ未だ鋭意制作中です。魚の呟きの前日譚です。
ずーっと書きたかったものだったのに、こんな話だったかなと、戸惑いもありつつ。
またもコピー本に為ります。印刷所使いたかったのに。悔しい。
百鬼夜行シリーズを読み返しているわけですが邪魅の榎関にやられっぱなしだ。
調べ物も中途半端でウィキペディア先輩にお世話になりっぱなしです。どうでも良いんだが『目競べ』を読んだ後だと総一郎さんを書くのを躊躇ってしまいますな。
否、書きたければ書くんだけど。

取り敢えず春コミではちゅっちゅキスばかりしている榎関です。詳細は明後日辺りに。

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havana

未だ一文字も書いていない春コミ原稿。
カミラカベロのhavanaのような関口がみたいなあと思っているんだけど、相手は誰だだろう?
内藤か降旗のような気がする。相手がクズであればあるほど良いので内藤かな?
否、カミラ=関口とか夢見すぎだけど結構そう言う内容の書いていますな……

クズと言えば緒崎×関口があるじゃないかと思い出したり。アモーレペロスが最悪な文章だったので書き直したいなーと思い続けて幾星霜。
関口は駄目な男に引っかかってて欲しいと言う願望があるんだけど、一番駄目なのは関口なんだけどさー。
って言うと寧ろ関口に引っ掛かっているのが榎木津とか青木だと言うのだろうか。

そういえば二つ前ほどの記事の『創造者への365題』の214-冷はバレンタインの話なんだけれどあれだけ読んでも気付けないなと読み返して反省している。
青木が聞いた教会での説教はって言うかミサは聖ウァレンティヌスのものの設定です。

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御破算願いましては、

いちえんなりにえんなり……
八日に開催された奇想館に出られなくて脣をかみしめる新年でございます。
御目出度う御座います。
最近漸うと去年の九月に出した本を読み返せました。思った以上に酷くて……。色々改訂して出し直したい、と言う野望を持っています。
因みに出した本は凡てピクシブのマイピク限定で公開しています。わざわざ買う必要も無く、『真珠の耳飾りの、』と『golden slumbers』を読んでみたいと言う奇特な方は申請してみてください。
奇想館は股も九月らしいので、いつものように春コミに申し込みしました。
三月十八日ですね。
『魚の呟き』を書いた頃からずっと保留にしている中禅寺と榎木津と関口の秘境温泉旅行話が出せたなら、と思います。
漱石の草枕読まなくては。

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Native Dancer

奇想館楽しかったです。
関受けの本も買えほくほくで御座います。戦利品を読みながら自分も少し前の吸血鬼な関口な話を書いたな……と思い出しておりました。あれも手直しして再販したい。
あと食べ物と関口と言うエロい発想尊敬します。

問題は『one night magic』色々表記が揺れていることを本を手に取って気が付いたことですかね。あれ最初はSF、サイエンスフィクションと思って書いていて、畜生俺にはサイエンスなんて書無理だ!と思い至って現パロへ路線を変えた訳ですが、以前の儘に残っている処があって後悔しか無い。
買って頂いた方々に誠に申し訳ない……。
言い訳をするならば、九月になってから手を入れ始めたから時間が無かった。遅い。自業自得だな。
作中、関口が金持ってないって言っているのに電子カードで支払ったりしていて矛盾があるのですよ。あと青木くんが己のことを「俺」と言っていないか不安だわ。
矢張り自分にオフは合わないのだろうか。ネットって自分で読み直して何度もアップし直しが出来ると言う利点が良いよね。

サイトの『魚の呟き』をコピー本にして附けたんだけど文体が余りに違って鳥渡項垂れた。
最近全然文章を書いていないのでリハビリでもしたい。お題とかないかなーと思うのだが如何せんそう言うモノって近年廃れているので中々良いものが見当たらぬよ。

と思ったら此の頁残ってた。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~hinemosu/kyo-niji/365.html

続き書こう。

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奇想館 第四篇

明日0923の奇想館第四編に出ます。

スペースC35。ヒネモス、アメです。
春コミの露とこたえてが酷かったので手を入れました。サンプルはピクシブにあります。https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8688550

タイトルも変えて『one night magic』。
500円です。

真珠のコピー本も持って行きます。

よろしくお願いします。こんな時にしか来なくて申し訳ないです。


芥川さまに送りたかった…………

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