たましひ の はなるる やまひ ＠ 鵼の支度

関口巽
尋常小学校ののち高等女学校を経て、女子高等師範学校へ入学すべく上京。（成績だけは優秀）
学校最寄の駅で困っていたところを中禅寺と言う無愛想な男に救われて以来、男女の垣根を越えた友情を育てている（と関口が勝手に思っている）。
故郷では長くしていた髪を、都会風に断髪にしてみたが自分の寝癖の酷さに毎朝暗澹とする。
母親が教員であったため関口自身も専ら洋装であり、和装が苦手。何処も此処も痩せぽっちで、貧乳。下着がAAでも未だ余る程。
近隣の高等学校の美形で地位もあるが変な男に気に入られて逃げ回るが捕まえられるなど、身心共に疲労困憊の毎日。（度々学校内にいるのに強襲される）
遠くに逃げたい。

榎木津礼二郎
華族でありながら府立一中から高等学校を経る秀才（天才？）。
中禅寺に引き合わされ、「猿に似ているね」と一目惚れ。
女学生を侍らせてへらへらしているのが好きだが、女学生とは大概関口巽（関くんと呼ぶ）。喧嘩をすると遊里へ行く（拗ねている？）。
或る聖誕祭の折に高校の面々が関口に聖母役をやらせ、榎木津（が怖いので）にヨセフをやらせようとしたが、榎木津の逆鱗に触れる。曰く、「マリアが神の子を身籠るのなら、如何考えても神は僕だろう？」。身の危険を感じる関口だったと云う当時高校辺りでは有名な挿話。
自分が関口を苛めるのは良いが、他人が苛め過ぎると気に入らないので、制裁が加えられる。その場合は男女の別は無し。
関口が女子高等師範学校の後、帝国大学で唯一女子の入学を認めてて居た東北大学に行こうとして阻止される。東北大学に行った場合、二高に在学中だった青木文蔵（私的脳内設定）と知り合うと云うシナリオがあるのだが、榎木津によって破壊される。

中禅寺秋彦
駅で関口を助けるとか云う映画みたいな状況なのだが、友人どまり。
関口に振り回される日々。好きなんだが友情を壊せず悶々とする。そして榎木津と引き合わせたことを盛大に後悔している。関口の些細な疑問や信頼を得るために膨大な知識を蓄積する羽目になっている。中禅寺の行動の三分の二は関口に起因する。

青木文蔵
仙台近隣の出身で二高に在籍。関口との接点は無い。未だ結構無邪気。

木場修太郎
職業軍人。関口との接触は無いが、昔馴染みの榎木津から最近能く猿の話しを聞かされる。聞いていると日本猿ではなさそうなので、てっきり榎木津の尊父が南方から持ってきた猿だと思っていた。出征直前に関口と会いロマンス未満がある。

雪絵さんは未だ女学生で、甘味処でバイト中に関口と出会う。
男女の礼節もあったもんじゃない榎木津にひっそりと腸煮えくり返っている。気持ちは保護者。
 

私には「猿に似ているね」と言う台詞がSWで幼穴禁がパドメに言った「君は天使？」並みに聞こえている。榎木津は関口が女の子だった場合容赦無い、と思っていることにも気付いた。
病んでます。

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