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とわにさんざめくひかりをあびて

さくらには死の臭いが付き纏う。

桜の木を見る度に、その根許に屍躰があることを夢想する。そういえば桜の木の下に引っ掛けた短文を書いた覚えが有ります。

なくなともよいま惜別の時

ってなんだっけと考えていたら直太朗のさくらじゃんと思い出せて、青木文蔵のことを考えていた。
散々散りばめて書いているけど、青木くんの根底に、どうしてもあの飛行する棺桶とその恐怖といくさへの嫌悪を見てしまう。其処を関口くんの密林の彷徨と部下が死んで行く慙愧の思念を絡めてしまう。だからこそ青木くんと関口くんを乗算してしまうのだけれどね。

さんざめくと言う言葉が美しい。
 

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