西の彼方は黄金の泉でその波頭は空の青色と入り混じり紫を見せていた。地上を埋める芒の綿穂が白金に輝いて揺れていた。
先日友人に誘って貰って里村医院近くのG衛隊の音楽まつりにいってきました。
愉しかった....
鹿児島小原節もすこーしだけ聞けたし。
あのね私はプロレタリア精神が好きと言うか、黙々と働く人々が大好きなんだ。指揮官じゃなくて前線に居る人が好き。高校のとき通学途中に町工場があって、その窓からおじさんたちが働くのを自転車止めてみていたくらいだから。
仮令ば、此の国に軍隊があって戦争があったとしよう。
銀行に振り込まれた給料を見て、
「俺の命ってやっすいなぁ」
と溜息吐きながら。でも少し笑って
「それでも、まぁ、いっか」
此の血肉が国の礎になるのなら。で次の日あっさりと…とか。
私は自分が振り下ろした指先一つで人が動いて、見えないところで人が死ぬのは嫌だからきっと指揮官には向かないだろう。
泥水に塗れて啜って走る人こそ憧れる。
(何を語っているんだろう)
つまり彼処に居た人たちが好きというか…。
あと海上G衛隊東京音楽隊の『我は海の子』を聞いて涙ぐみそうになった。何でだろう?……日本人だからなのかな?
あと将門ツッアーの下見と言うか二つほど神社を巡って来た。
此の半年只管青木くんと総一郎さんのことを考えていたと思う。関口のことを考えているのは常態なので今更云うことではない。
そのうち青木文蔵くん物語と総一郎さん物語を書こう。
青木くんは幾らか京極さんが情報を出してくれているから未だしも、総一郎さんは完全に捏造。泣きたくなるけど、愉しいのもまた事実。
否もう雪の中で亀を拾って呉れただけで大満足なんだけど。(其処から妄想は拡がった)
で六つの~で書いていたけど、あの総一郎さん、仕事に行っていた筈なのに、背広姿で香水付き。
諜報員なんか如何でしょう?
と思いながら書いていた産物です。
「榎木津大尉、出省する時くらい軍服を召されては如何かな?」
「樟脳臭くて鼻が曲がりそうだったんですよ」
とか云う掛け合いをして欲しい。
華族が諜報員…。
…………リヴィエラか。
あー書きたいな。