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project Itoh goes on ...

誰がそんな戦歴など聞きたいか!?否、誰も居ない(反語)

―――――とかはまあ書き記しておきたかっただけなので放っておいて。

SFマガジン読みました!!ただ今北米に逃亡中の伊藤計劃好き野郎(酷)のインタビュを。
なんと言うか、円城さんの計劃好きは端々から感じるもので、本人も隠してないけど、はっきりと明言されるものではない。
それは解って居る。
でもインタビュの中で苦労とか経緯を説明されていて、

「悪戯を続けることができた」

と言っていて、はらはらと鱗が、綺羅綺羅と七色に輝くオパールのような鱗が落ちましたよ。

―――――いまさらですが、それって何に対する悪戯なんでしょうか?
円城 なんでしょうね……まあ、伊藤計劃に対する悪戯でもあります。

本心でしょうし、サーヴィスでもあるんでしょう。
きっともう此れが最後。円城さんは計劃さんに関することに口を噤む。語ることはもう尽くした。屍者の帝国は無事出版されて、きっともう無いでしょう。
余計なことをしない、言わない為にも、今現在北米に逃亡中なんだし。
さみしいな。
そしてそのさみしさは円城さんの計劃さんを失ったさみしさでもあるような気がして為らない。伝染したのよ。
最後の最後に円城さんは

「実は、ふたりで飲んだりとか。わかりやすい友人づきあいはなかったんですよ。何度かイベントでお会いして、お見舞いに行ったくらいのことで。」

と答えていて、これから深まったであろう付き合いのことを忸怩たる思いでいることだけがわかる。少しずつ間合いを詰めていって、全てはこれからだったんだと。二人のいい歳をした男二人の友情の形成を私達は見られるはずだった。それが途絶えてしまった。それをきっと円城さんはさみしいと思っている。

私は、なにものかを恨まずにはいられない。運命を決める誰かとか、人躰の中の時限発火装置とかそういうよくわからないものを。

今は円城塔の書いた屍者の帝国と彼の言う「伊藤計劃に対する思い入れみたいなものがなくなってしまうわけではない。」をよすがとしたいです。


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