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ぼくを葬る

葬るでおくると読ませる邦題。

主人公がセブに似ていた。
メルヴィル・プポーと言う役者らしい。
それだけで儲けもんでしょう。余命三ヶ月のゲイの男の人の話です。
パッケージに自分の躰の横に赤子がいたので、見初めてからゲイだのにあのパッケージは…と思っていたらその疑問は物語の中でみせられた。
後半になるに連れて主人公がどんどん画面から浮いて行く。
ずっと同じコートなんだよね。緑色の、多分余命を宣告されたのは春か初夏だったからその時期のもの。でも季節は進んでゆくのに、ずっとそれをきている。病気で痩せて言っているからそのためだと思うんだけど、彼が夏の画面から浮くごとに彼が死に向かっているのに気付くようになっている。結構辛い(辛いって言うのも変な言い回しもうちょっと違う感じ)。
そして自分にある問題とか願望とか人の欲とその関わりとか、少しづつ清算もしくは新たな関係性を築いて行くだけど、祖母だけに病気のことを告げたり、姉との和解とか恋人との訣別とか不妊夫婦との関わりとか。
「嗚呼」って感じでした。こういう感想も意味わかんないだろう。
でもね、やっぱり一番気になっているのは恋人との関係かな。
とこういうことを感じるのはアナオビに狂っていた所為、余波だと思うんだがどーーーよ?
初っ端のシーンがあれで、あれが愛し合っていない人達な訳ないじゃない。セックスシーンもあってなんだか求めている感じなんだけど、その後に「愛してない」とかってなんだそりゃってサシャも思うんだろうよ。自分で切った筈だのに、もう一度求めてみたり。
そして断られてみたり。
ずっと「もうサシャのことはいいの?」とか思いながらみていた。いいわけないんだろうけど、彼に他の選択肢はないんだろう。
此の主人公とサシャのことが知りたい。馴れ初めとか。終わり方も好きでした。素敵です。

………私感想文下手だな。

見終わってクレジットでフランソワオゾンの作品だとしった。クリミナルラヴァーズにも男同士の濡れ場(と言うには…)があったな…。別にそれが基準なわけじゃないけど。
でもフランソワオゾンとかピーターグリーナウェイとかレオスカラックスとかって一度は誰でも通る道な気がする。何処かこう…痛々しい感じ。

と言うわけで映画カテゴリを作りました。
今はもう一度インディアンランナーが見たいです。私は本当に兄と弟、父と息子の確執が好きだな。
SPNも引き続いています。

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