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クンドゥン

久々に観たクンドゥン
わうわうに感謝。
監督がマーティンスコセッシです。なので当然英語です。モンゴロイドが英語を話す事に如何にも違和感があって、でも私にとって此の映画の欠点は其処だけです。
何度も涙ぐみ、家人がいたのでそれをやり過ごすのに苦労した…。

不条理さに対する悔しさ、輪廻転生と言う奇異さ、そして兄弟と言うもえまで運んできましたよ。凄い。

お兄ちゃんとハモ(幼名…と言って良いのか?)のやり取りがもう…!
ラサに行く時に長兄が
「これからは私が君を守るよ」
と言ってくれて、しかも中国が侵略してきた時、
「彼らは私が君を殺すと思っている」
と言って、ハモは
「莫迦な、実兄が弟を殺すというのか」。
この通じ合っている様が「兄弟って淫靡!」とか思わせてくれる。
チベットの人たちはスキンシップが日本より全然豊かで、額と額を合わせたり、俯く人の両頬を両手で救い上げて言葉を掛けたり…。
美しいのなんの。
全編何処かに必ず坊主がいることに恍惚さえ憶えた
あと摂政のお告げで彼を探しに来た人のあの眼差しが素晴らしかった。打ち震えるよ。

何処かにいつも砂の曼荼羅あって、それを作っている処と壊してゆく処がが垣間見える。ずっと思っているんだけどあの人たちのあれを壊すときの容赦の無さってなんなんだろう。勿体ないって無いのかな?これは私が仏教徒じゃないから思うんだろうか?

屹度アメリカンが作っているからチベットの人からみたらおかしな点が沢山あるんだろうけど、そんな瑣末なことは(当地の人には瑣末じゃないだろうけど)どうでもよくってただただ彼らの姿に魅せられた。赤と黄色の僧衣の美しさと五体投地と言う礼拝に。
平和…非暴力で生きることは弱さなんだろうか?

クンドゥンとは法王猊下の意味だそうです。

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