爛れた脳漿
英語グーグルさんからのお墨付きで、マーティンは仔猫でできているそうなので、ジョンはネコのひとです。譲る心算はありません。
s/jだなんだ、と言っているけど、正直s←jはあっても逆は無いような気がしてきた。(妄想が加速している)
ボヘミアの醜聞以降心に一人の女性を置くシャーロックを絶望の気持ちで見ているだろうジョンを想像すると震えるほど滾るんだけれど。どうしよう…
本当は置いていないかもしれないけど、ジョンにはシャーロックが何をしていてもそうにしか見えなくて、辛くてたまらない。
友人には辛うじてなれているのかもしれないけれど、愛されることはないし、想いに気付かれることもないだろう。
と時々酷く淋しくなって、寝台の上で寝入り端に泣いているといい。
おまけにそんな風に淋しく思ったり泣いてしまうことをジョンは恥じている。
時々耐え切れなくなってそっと抜け出す。勿論サラのところにはいけないし、求めているのは男の人だから。
事件捜査中のレストレード警部とかにみつかるといい。
否、いっそアンダーソンにみつかって、優しくしてもらってなんだかんだと、今日は妻がいないから…と泊まったりとかが多くなって、キスとペッティングくらいならするようになって、シャーロックはアンダーソンのことに余り興味がないみたいだからと気を緩めていると、知れてしまう。
「違うんだ、そうじゃない!時々とめて貰うだけで。お…奥さんのベッドに入るわけにもいかないだろう?だから」
瞬き一つしない、シャーロックの読めない表情。
「だから…その…ドノヴァンには言わないで」
時折気に掛けてくれているのか話しかけてくれる。
その彼女を裏切りたくは無い。昨晩はじめてアンダーソンのを舐めた。口淫は嫌いではない。彼の地で、時間が持てない時は口淫で手早く済ませた。殆どその延長だったけど、口の中を濯いでいるときは酷い罪悪感に駆られた。
ドノヴァンにもシャーロックにも。
もうアンダーソンの許には行けない。他の誰かだ。行きづりの人は怖いので、知り合い程度が丁度いい。
でも結局アンダーソンには妻とドノヴァンがいて、ジョンとは興味本位だ。
「勿論だ、」
静かなシャーロックの声を聞いて、ジョンは安堵しつつも悲しい。仕方が無いのだ。彼に自分に向けられる感情の質は同じものではないし、眉を顰めはするだろうが嫉妬をされることは決してない。アフガンに志願した頃と何も変わっていない。
(此処まで書いておいてなんだが、レストレード警部とがいい…)
シャーロックは呆れたような冷たい眼差しで軽蔑するように見て、その件に関しては終わってしまいそう。そうしたことすら気に留めて貰えないジョン。
マイクロフトの眼中には弟しかいない。ジョンなどはシャーロックが遅くに患っている面皰のようにしか感じていない。もしジョンがいなくなったら、221bのシャーロックが一人となった室内を瞥見して何事も無かったようにソファに座ってシャーロックと親密な時間を何事も無かったように持ちそうだ。あのリビングに殆どジョンの私物はラップトップと銃?以外無さそうだから、きっといなくなってしまっても部屋に変化はないと思う。
そうね。確かに退屈だからと薬物を摂取することはあるだろうけど、ジョンが居なくなるからと「ぼくにはコカインがある」とは言わなそう。ね。